2025/05/26
5月22日に、NPI「知りたいことを聞く」シリーズ「ウクライナ戦争のこれから」を開催しました。
NPI「知りたいことを聞く」シリーズは、人々が関心を寄せる旬のテーマについて、第一線の研究者・実務家に「知りたいこと」を投げかけて見解を聞く討論会です。
今回は、「ウクライナ戦争のこれから」と題して、ウクライナ戦争の現状と今後について、2人の専門家からお話を伺いました。
【パネリスト】
松田 邦紀 前駐ウクライナ大使
廣瀬 陽子 当研究所上席研究員(慶應義塾大学教授)
【モデレーター】
藤崎 一郎 当研究所顧問(元駐米大使)
ウェビナーで扱われた主な内容は以下のとおりです。
- 5月19日のトランプ米国大統領とプーチン・ロシア大統領の電話会談をどう評価するか?
- プーチン大統領はいったん停戦し、ウクライナ側のせいにして攻撃を再開するのではないか?
- 現在の戦況をどう評価するか?
- ロシアは戦術核兵器も使わず、ウクライナに対する攻撃の方法が緩いように見えるが、背景があるのか?
- 廣瀬さんは、中国はウクライナ問題から距離を取ろうとしていると書いているが、今でも漁夫の利を得ようという発想があるのか?
- ゼレンスキー・ウクライナ大統領は10項目の平和の公式を発表しているが、もっと絞れなかったのか?
- 米国で言われることと異なって、松田さんは、ウクライナはロシアによる侵攻を予想していたと書いているが?
- ウクライナ戦争の今後の見通し、決着の姿、日本が果たすべき役割、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領の安定性、米国が果たすべき役割は?
- グローバルサウスのインドは軍事的にロシアに依存し、ウクライナの味方にならないのでは?
- トランプ大統領はウクライナに武器支援したくないという姿勢を続けるのか?
- ウクライナ国民の戦意や厭戦気分、ウクライナ政府の戦意や戦意高揚策とその効果は?