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研究活動

北東アジア情勢研究会

北東アジア情勢研究会

趣旨

 日本が「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて外交・安全保障政策を展開する中、米中の戦略的競争、特に中国の領域横断的な挑戦への対応が大きな課題となっています。加えて、従前から日本の外交安全保障の重要な対象地域である朝鮮半島情勢は米中対立と相まって、さらに数多くの課題を日本に投げかけています。
 北朝鮮核・ミサイル開発の進展、経済難が続く北朝鮮、停滞する米朝関係と中朝関係の深化、米韓連合防衛体制の変化(戦時作戦統制権移管と韓国自主国防)、米中対立への韓国の対応、韓国大統領選挙、悪化した日韓関係といった朝鮮半島における諸課題に対する専門的かつ学術的分析とそれに基づく政策的インプリケーション(政策提言)の導出への需要はさらに高まっております。
 本研究会では、上記の朝鮮半島、北東アジア情勢の複合的かつ重要なイシュー群に対する当該国政府の立場や論壇の動向を分析し、メンバーの専門性を活かした研究を遂行してきております。メンバーも気鋭の朝鮮半島情勢研究者で構成し、研究・政策サークルの拡大にも貢献することを目指しております。
 本研究会は、月1回のペースで研究所内外の専門家を講師にお招きしてご報告をいただき議論し、それを踏まえた論考を発信しています。

21年度のメンバー構成と活動内容は以下でした。22年度についても追って掲載していきます。


メンバー構成(敬称略)

リーダー  : 西野 純也   慶応義塾大学法学部政治学科教授・中曽根平和研上席研究員
客員研究員 : 百本 和弘
協力研究員 : 伊藤 弘太郎  一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所主任研究員
協力研究員 : 井岡 博    群馬県立女子大学 非常勤講師
協力研究員 : 梅田 皓士   拓殖大学政経学部 非常勤講師
協力研究員 : 小池 修    防衛省防衛研究所理論研究部政治・法制研究室 防衛教官(研究員)
協力研究員 : 堀田 幸裕   一般財団法人霞山会 主任研究員
協力研究員 : 横溝 未歩
研究会事務方: 帖佐 聡一郎  中曽根平和研主任研究員
研究会事務方: 大澤 淳    中曽根平和研主任研究員
研究会事務方: 横山 昭雄   中曽根平和研主任研究員
※中曽根平和研の幹部・研究顧問、外務省職員等も参加しています。

研究会の活動

報告: テーマ「バイデン時期の米中戦略競争と日韓関係」
講師: 南基正(ナム・ギジョン) ソウル大学教授

報告: テーマ「韓国は台湾有事をどう見ているのか?」
講師: 伊藤弘太郎 協力研究員
報告: テーマ「政権交代期の日韓関係 ―最近の論壇レビュー」
講師: 小池修 協力研究員

報告: テーマ「10 年目を迎えた金正恩の「人民大衆第一主義政治」」
講師: 井岡博 協力研究員
報告: テーマ「中朝友好協力相互援助条約締結60周年を迎えた両国の思惑」
講師: 堀田幸裕 協力研究員

報告: テーマ「日韓関係悪化が日本企業に及ぼした影響」
講師: 百本和弘 客員研究員

報告: テーマ「文在寅政権の対北政策と今後の展望」
講師: 横溝未歩 協力研究員

報告: テーマ「大統領選挙に向かう韓国」
講師: 梅田皓士 協力研究員

報告: テーマ「インド太平洋における韓国外交」
講師: 李奇泰(イ・ギテ)韓国統一研究院平和研究室長

報告: テーマ「日韓関係の現住所を乗り越えられるか」
講師: 朴喆熙(パク・チョルヒ) ソウル大学国際大学院教授

報告: テーマ「2020年度研究会報告書のとりまとめ 」

21年度の報告書/提言

https://npi.or.jp/research/2022/03/31172733.html

※本研究会は、2020年度に採択された外務省の外交安全保障調査研究補助金によって運営されています。

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