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2022/04/07
3月25日に、NPI「知りたいことを聞く」シリーズ「韓国新政権発足後の朝鮮半島情勢を占う」を開催しました。

 NPI「知りたいことを聞く」シリーズは、人々が関心を寄せる旬のテーマについて、第一線の研究者に「知りたいこと」を投げかけて見解を聞く討論会です。 2022年初めから朝鮮半島では注目すべき出来事が数多く起こっています。北朝鮮は1月だけで7回、2月・3月にも計4回のミサイル発射に"成功"しました。 中でも本ウェビナーの前日である3月24日に発射したミサイルは、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」だと主張しています。


 韓国では3月9日に大統領選挙が行われ、保守系野党「国民の力」の尹錫悦候補が当選し、5月10日には大統領に就任します。 進歩系の文在寅政権からの与野党政権交代により外交安保政策は大きく転換することが予想されるものの、尹政権の国内的基盤は固いとは言えず、政権が目指す外交安保政策が順調に展開されていくのか注意深く見ていく必要があります。

 北東アジア情勢研究会は、悪化した日韓関係も含め朝鮮半島における諸課題に対する専門的かつ学術的分析とそれに基づく政策的インプリケーション(政策提言)の導出への需要の高まりに応えるべく、メンバーの専門性を活かした研究を遂行しております。今回の「知りたいことを聞くシリーズ」では研究会メンバーがご参加の皆様のご質問に応えつつ解説を行いました。


◆モデレーター

西野純也 研究会座長・中曽根平和研究所上席研究員/慶応義塾大学教授

◆パネリスト

伊藤弘太郎 キヤノングローバル戦略研究所主任研究員

梅田 皓士 拓殖大学非常勤講師


 外務省はじめ諸官庁や企業、マスメディア関係の方々の視聴参加を受け、活発な議論が交わされました。 当日、視聴者からのご質問を以下の4つのグループに整理して、当日パネリストに投げかけました。


1.韓国の政権交代、ウクライナ戦争によるロシアの極東戦略の変化は、北朝鮮の政策に変化をもたらすのでしょうか。それはどういったものか。

2.誰が選ばれてもパク・クネ政権当時の慰安婦問題を巡る日韓外相合意に戻ることはないと思いますが、何かしらの接点を探る手掛かりはあるか?

3.新政権のCPTPPへの取り組みはどのようになるか。

4.日韓関係「最悪」の再定義と、「解決」「改善」「進展」の新定義をお願いします。歴史認識問題に「解決」はあり得るのか。

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