2021/12/28
北東アジア情勢研究会・コメンタリーNo. 5「大統領選挙へ向かう韓国政治」(梅田皓士・NPI協力研究員)を掲載しました。
韓国では、2022年3月9日に第20代大統領選挙が行われる。与党・共に民主党は李在明前京畿道知事、最大野党・国民の力は尹錫悦前検察総長を候補に選出した。今回の選挙は現職大統領の求心力が健在、両候補共に党内での基盤が脆弱であることなど、これまでの選挙と異なることが多い。
また、両候補共に疑惑、失言などがあり有権者は消極的選択によって投票することになり、さらに、今後の「疑惑」の動きによっては。中道層の支持傾向が大きく変化することもあり得る。
他方で、韓国では大統領の交代によって政策が大きく変化する。そのため、日本側では、対日政策だけではなく、韓国国内の政治的な状況にも注視する必要がある。
そこで、本稿では、以下の事項について論じ、大統領選挙に向けた動きと新政権発足後の想定される政治的状況について示している。
●文在寅政権の動向
●与野党の大統領候補の選出
●今次大統領選挙の特徴
●大統領選挙後の展望