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経済安全保障

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2023/03/28
前田主任研究員によるリサーチノート「EU港湾と一帯一路構想の実像 ~ギリシャ・ピレウス港の事例考察~」を掲載しました。

中国主導の経済圏構想「一帯一路」の中、中国沿岸部からインド洋・紅海・地中海を経て欧州に至る海上ネットワーク整備プロジェクトは「21世紀・海上シルクロード構想」と呼ばれる。アジアと欧州を結ぶ、戦略的に重要なロジスティクス・ルートで、中国は着実に存在感を示している。本稿では、中国海運最大手の中国遠洋運輸(以下、コスコ)が、ギリシャを代表する国際港湾であるピレウス港の運営事業会社を傘下に収めた点に着目。欧州における一帯一路構想のフロンティアとして注目されている事例を中心に、これまでの中国の取り組み、構想の成果、そして課題について明らかにする。また、最近のドイツ・ハンブルク港における港湾運営事業者へのコスコの資本参加の動きなどの事例も参照し、EUが推進する戦略的自律性の観点での国際港湾の重要性についても考察する。

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